シルバーウィークと葉の色変わり、革の色変わり
今年のシルバーウィークは、厳密にはシルバーウィークでないらしい。
といいますのも、
シルバーウィークとは、9月に発生する可能性のある「大型連休」の事を言います。
敬老の日が月曜日で、
秋分の日が水曜日となる場合、
祝日に挟まれた火曜日が、祝日法により国民の休日となることにより、
土曜日~水曜日まで5連休になり、これが王道のシルバーウィークというわけですね。
今年は・・・3連休と愉快な飛び石連休のシルバニアファミリーですね。
でも、安心してください!裏技があります!
16(火)~19(金)の4日間お休みをいただきまして、翌週22(月)もお休みいただきましょう。
これで、11連休のできあがりです!
ふぅ~\(^o^)/
さあて、どこに行きましょうかね♪
例年の流れから行くと、この時期は北国の方から徐々に紅葉が始まるシーズンなのですが、
今年は猛暑の影響で、紅葉の見ごろは例年より遅めと見込まれているようですね。
紅葉がいい感じに赤く染まるには、日光と気温の条件がかかわっているらしいです。
「最低気温が8℃を下回る日が3週間以上続くこと」
うーん。
まだまだ先のような気がしてなりませんが・・・
しかも、あまりにも強い紫外線や高温が続く場合は葉の組織がダメージを受けて「葉焼け」を起こすことがあるらしい。
健康な色を保てなくなって、ひどいと枯れてしまうとか。
美しい紅葉も当たり前の自然現象ではないのですね。
さてさて、葉の色変わりのついでに、「革の色変わり」のお話を(^▽^)
よく、革はエイジング(経年変化)が楽しめるといいますが、実はすべての革がエイジングをして、
色が変わるわけではないのです。
エイジングを味わうのは、「植物タンニン鞣しの染料仕上げ」そして、「白ヌメ(染料仕上げなし)」がおすすめです。
エイジングで色が濃くなる理由は、タンニンが紫外線によって酸化してより多くの可視光線が吸収されるから。
クロム鞣しというものもありますが、こちらは塩基性硫酸クロムという薬品を使って皮を加工する方法です。
タンニンが使われていないため植物タンニン鞣しよりエイジングはゆっくりだったり大幅な変化はなかったりします。
ただし、タンニン鞣しでも、顔料仕上げではエイジングしないんですね。
顔料仕上げは、革の表面に色を付ける方法で、革の表面が膜のようなもので覆われるため、エイジングしないのです。
染料仕上げは、革の中まで染料をしみ込ませる方法で、こちらはエイジングします。
ちょっと、小難しい話になりました(^^;)
革製品は、手の皮脂や、日光に当たる影響を受けてエイジングしていきますが、
よりいい感じに仕上げたい場合は、時々専用のブラシでケアして、必要に応じて専用のクリームを塗ってメンテナンスすると、
よりきれいに仕上がっていきます。
特に、乾燥してしまうとひび割れを起こして、傷んでしまうので注意したいところです。
紅葉と同様に、革のエイジングも唯一無二の逸品です。
その時の条件によって作り上げられた賜物なのです。
そんなことを考えると、なんだか愛おしくなるのは私だけではないはず・・・
今年の紅葉の仕上がりを楽しみにしつつ、今お手元にある革製品のケアや、革製品に興味を持っていただけると嬉しいです。
ところで、私の足首だけ日に焼けているのですが、これはエイジングなのでしょうか。
裸足なのに、白い靴下をはいているようです。
顔と腕隠して足首隠さず・・・
今更ですが、紫外線にはご注意を(^^;)
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