なかなか分からない皮革の種類 なめし方法や原料皮の説明-2
前回は代表的な鞣し方をご紹介いたしましたが他にも鞣し方がございますのでご紹介いたします
(ホルマリン鞣し、アルデヒト鞣し)
アルデヒド鞣しです。アルデヒドは有機化合物の一種ですが多くはグルタルアルデヒドやホルムアルデヒドとして鞣し剤に用いられ古くから実用化されています。
ホルムアルデヒドは水に溶けた状態でホルマリンになりますが昔はホルマリン鞣しとして使用されていました。
印伝革も一時期ホルマリン鞣しが利用されていたようです。シックハウス症候群の原因の一つとしてホルムアルデヒドが挙げられますがグルタルアルデヒドとともに毒性があります。
取り扱いに注意が必要なのは確かですが排水処理などは比較的容易で廃棄時にも有害物質が出にくいので重金属であるクロムに比べて環境負荷が少ない鞣し剤です。
手袋革、ボール用革、剣道用具革などに使用されています
(油鞣し)
油鞣し(あぶらなめし)とは、皮革製造において最も歴史の古いなめし法の1つで、動物性油脂を用いて皮をなめす方法です。不飽和脂肪酸含有量の多い魚油などの動物油で皮を鞣す方法で、一般にはセーム革の鞣しのことをいいます。
油なめしは、アルデヒドとの複合鞣しで行われます。
(白鞣し)
白なめし革は、薬品を使わない伝統的ななめし技法で、水、塩、菜種油のみで皮をなめす製法です。白なめし革の特徴は次のとおりです。
言葉通り白くて柔らかい革になります 代表的な姫路白なめし革がございます
(その他の鞣し)
今ではいろいろな鞣し方が鞣剤が開発されております
・無機カチオン系:クロム、アルミ、チタン、ジルコニウム等
・無機アニオン系:ケイ酸塩、ポリリン酸塩等
・植物タンニン系:加水分解型、縮合型
・油脂系:高度不飽和魚油、植物油
・アルデヒド系:ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド
・芳香族縮合物:フェノール系、ナフタレン系
・合成樹脂系:樹脂
・合成脂肪族系:長鎖塩化スルホニル
ここまできますと何に向いているのか私自身も説明できない範囲になります
次回は原料皮の種類も沢山ございます 同じ皮でも鞣し方を変えると仕上がり、固さも変わり 奥が深いです
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