もし車いすに乗るならデザインにもこだわるかもしれませんね
外の空気を取り入れると、秋のさわやかな風を感じられるようになっており、あっという間に秋が来たことに、いまさらながら驚いてしまいました。
とはいえ、開催延期で中止の声もあった東京オリンピックも終わりをつげ、そのあとに行われていたパラリンピックも終わってしまいました。
なんだか遅く来た大イベントが一気に駆け巡っていった数か月という印象のあった今年の夏でしたね。
パラリンピックでいろいろな競技を見ていると、選手たちの技術の素晴らしさにも目を見張りますが、それ以外にも選手たちの技術をサポートする、車いすなどの様々な補助具のデザインの変化というのも、目にすることができます。
日常的に生活以していても比較的よく見る補助具の一つとして、なじみが深いのが車いすですが、車いすといえば…で思い浮かぶデザインに比べると、オリンピック選手たちが使っているものはかなり洗練されている上に、多様なデザインをしていて正直驚きます。
こういったデザインどういった人たちが考えるのか、それとも選手自身がデザインの希望を出すのかずっと気になっていたのですが、この疑問に関する答えともいえるニュース記事を見つけたので、今日はそちらを紹介したいと思います。
そもそも、皆さんは車いすに乗るならデザインにはこだわりたいでしょうか。
以前私も体調不良で車いすを利用する機会がありました。
その時は一時的だったものの、いつか年齢などの状況によって車いすを長く乗ることがある可能性はあります。
そういったときに、自分だったら…と考えると、せっかくなら自分の気に入ったデザインのものに乗ってみたい…と思うような気がします。
とはいえ、日常的な車いすをはじめとした生活の補助用の器具は、まだまだ機能優先というものが多いのかもしれません。
そんな中、実にかっこよくデザインされていてニュースでも話題になっていたのが、車いすマラソンで使われていた競技用の車いす、その名も翔です。
この競技用車いすは自動車メーカーのホンダが作ったものだそうです。
ホンダといえば、国内の大手自動車メーカーの一つですが、比較的万人受けする誰もが良いと思うデザインをした車を作っているというイメージがこれまではありました。
ですが、話題になっていた翔は近未来的な印象を受けるような、シュッとしたスタイリッシュな印象の中に曲線美を感じられるようなデザインになっており、機能にこだわるだけでなく、多くの人が乗ってみたいと感じるものを作ってきた、自動車メーカーのモノづくりへのこだわりのようなものを、感じることができるようなデザインをしていました。
どんなものでも、乗ってみたい、使ってみたいと感じるデザインというのは、一朝一夕で作れるものではないので、いかに設計を担当した人が時間と熱意を注ぎ込み作ったのかがよくわかります。
軽量で機能もしっかりしている上に、デザインもかっこいいことで話題になった競技用の車いす翔ですが、これからより良いものを作るという意欲はまだ開発した高堂純治さんには残っているようですので、これからが楽しみです。
モノづくりというのは、どんなものでも共通して言えると思うのですが、突き詰めれば突き詰めるほど終わりがありません。
これはレザークラフトにも言えますが、だからこそ、その時その時に生まれたデザインというのは一期一会で大切なものになります。
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