革の基礎知識

革を使用したバッグや財布、靴といった革製品は昔から世界中の人々を魅了し愛されてきました。
こちらではそんな革の基礎知識についてご紹介したいと思います。

皮と革の違いとは

革製品に興味のある方は、皮と革の違いにも興味があるのではないでしょうか。
どちらも「かわ」と読みますが、正確には違いがあります。皮は動物から剥いだ生の状態のものをいいます。日常的に使用出来るように鞣（なめ）し、腐ったり硬くなったりしないように加工を施したものを革といいます。

動物の皮は柔軟性に富み非常に丈夫ですが、すぐに腐敗したり、乾燥したりすると板のように硬くなるため、そのままでは使用する事が困難です。そのため、動物の皮の成分である脂やたんぱく質を取り除き、コラーゲン繊維を残す事で腐敗を防止し、柔らかくするために鞣し剤を結合させるのです。

ヌメ革について

革製品でも人気が高いヌメ革は、牛の革を植物に含まれているタンニンで鞣し、表面の加工をほとんど行わずに仕上げられた革の事です。ヌメ革は環境にも優しい素材とされ、注目を集めています。
革の中でも、もっとも革らしい特徴を持っています。

革製品特有の使い込むうちに革の色合いや風合いの深みが増していき、持ち主だけの表情に変化していく経年変化を楽しめる事はもちろん、皮だった頃の表情や素材から感じられる温かさなど様々な特徴を持っています。動物本来の皮から出来上がるヌメ革は、革ごとに個性を発揮するのです。

LEATHER工房YANAIではヌメ革を基本とし、バッグや財布、ベルトなど手縫いにより一つ一つ制作を行っております。手作りの温もりと優しさを感じる事が出来るためおすすめです。
買って良かった、作って良かったと思っていただける商品を提供出来るよう心を込めて制作致します。また、シートやソファー、カバンなどの傷直しやカラーチェンジなどのリペアも行っておりますので是非ご利用下さい。新品時の汚れ防止コーティングはおすすめですのでお気軽にご相談下さい。