革製品のお手入れ&保管方法を知って頂くと長くお使いできますよ
革製品を長くしようするためには、正しい手入れ方法を知っておいたほうがいいでしょう。
革製品をキレイに長持ちさせてあげるためには、正しい方法で手入れしてあげること、そして使うたびに手入れをしてあげることが大切です。
革製品はバッグや財布、パスケースなど、毎日触るものが多いですよね。
毎日触るものは手の脂や外のほこりなどが付いて、知らないうちに汚れていってしまいます。
なので家に帰ったあとにはほこりや汚れを取り除いてから、保管してあげるといいでしょう。
また革製品は乾燥にも弱いです。
革は乾燥するとひび割れしてしまうので、せっかく大切に使っていた製品が台無しになってしまいます。
1度ひび割れしてしまうと、元に戻せないので、乾燥しないように手入れをしてあげるといいでしょう。
先ほども書いたように、よく触れる革製品は定期的に手入れをしてあげましょう。
触ってみて乾燥してきたなと思えば、革専用のオイルで保湿をしてあげるといいでしょう。
できればこの手入れは1シーズンに1回くらいの頻度で行ってあげるといいと思います。
カバンは持ち手や開け口以外はあまり触れることがありませんので、手入れをさぼってしまう方もいるでしょう。
ですが長期間手入れせずに放っておくと、持ち手などのよく触る部分が黒ずんできたりします。
なのでカバンも2ヶ月に1回くらいの頻度で手入れをしてあげるといいでしょう。
革製品の手入れで必要なもの
まずは革製品を手入れするための道具を揃えておきましょう。
▼革用のブラシ
革製品の手入れでは革用のブラシを使います。
細く長い毛が細かく密集しているタイプのブラシです。
しっかり革用のブラシを用意しましょう。
▼革用のメンテナンスオイルまたはクリーム
革の乾燥を防ぐために使う、革用のメンテナンスオイルまたはクリームも用意しましょう。
▼スポンジまたは布
革製品にメンテナンスオイルまたはクリームを塗るために使うスポンジや布も用意しておきましょう。
▼乾拭き用の布
手入れの最後に革製品を布で優しく拭いて仕上げます。
革を傷つけないように、綿などの柔らかい布を用意しましょう。
革製品を手入れするために準備するものは、以上の4つです。
革製品が好きな方は、家に常備しておいたほうがいいでしょう。
革製品の手入れの方法
革製品の手入れの方法も詳しく紹介しておきます。
まずは革製品についているほこりや汚れを落としていきます。
革製品用のブラシを使い、優しく撫でるようにほこりや汚れを取りましょう。
手垢が付いている場合は、布で拭いてあげましょう。
革製品にメンテナンスオイルやクリームを塗る時は、塗る前にほこりや汚れをしっかりと取ってあげることが大切です。
もし汚れがひどくてブラシや布では取れない場合は、かたく絞った濡れタオルを使って汚れを落としていきましょう。
この際も、強くこするのではなく、優しく汚れを取るようにしましょう。
次に、キレイなスポンジや布にメンテナンスオイルまたはクリームを少量取ります。
メンテナンスオイルまたはクリームの量は、使用するものによって調整して下さい。
メンテナンスオイルまたはクリームを塗りすぎてしまうと、革が染みになってしまう可能性もあるので、少量ずつ塗っていきましょう。
メンテナンスオイルまたはクリームは伸びがいいので、小物などを手入れする時は米粒くらいの量でも十分です。
毛で触って軽くしっとりするくらいがベストです。
少しべたつく場合はメンテナンスオイルまたはクリームを塗りすぎているので、乾いた柔らかい布で拭き取って、適度にしっとりするくらいにまで調節しましょう。
メンテナンスオイルまたはクリームを塗る場合は、革製品全体に薄く塗り広げるようにしてください。
ファスナーなどの金具にも塗ることですべりが良くなったり、サビを防いだりする効果もあるので、細かいところまで丁寧に塗っておきましょう。
塗り終わったら、少し置いておきます。
この間に革製品にオイルやクリームが浸透していきます。
しばらく置いた後は、柔らかい布を使って全体を吹き上げて完了です。
革製品の保管方法
革製品は日差しの当たらない、風通しのいい場所で保管して下さい。
革製品のバッグなどを購入すると,薄い布に入って梱包されていると思います。
その薄い布は革製品を保管するのに大切なので、捨てずに置いておきましょう。
また革製品のバッグなどをクローゼットに保管しておく方も多いかと思いますが、クローゼットは湿気が溜まってしまう場合もあります。
なので適度にクローゼットの扉を全開にして、中の空気を入れ替えるようにしましょう。
またバッグや財布などは、使わない時は中身をすべて出し、革を休ませてあげましょう。
中に物を入れていると少なからず革に負担がかかってしまいます。
また湿気や虫から革を守るために、中に柔らかい乾いたタオルや新聞紙を入れておくといいでしょう。
そして特別な日にしか使わないようなものや、長期間保管しておくような時は、中身をすべて出し、先ほど紹介した手入れを済ましてから保管しましょう。
手入れが終わった後は先ほど書いたように、中にタオルや新聞紙を入れることで湿気や虫を防ぐほか、型崩れも防止することができます。
そして柔らかい布に入れて、縦置きで保管しましょう。
フックなどに吊るして保管すると、手持ち部分やベルトが伸びてしまう可能性がありますので、置いて保管することをオススメします。
革製品と共に生きる
革製品は手をかけてあげることで、長い時間そばにいてくれます。
革製品は大切に扱うと、何十年も持ってくれるほど、長持ちするものなのです。
何年経っても現役で使うためには、日ごろからの手入れや保管に気を使ってあげる必要があります。
せっかく質の良い革製品を購入するのであれば、革製品の手入れ方法や保管方法をしっかりと学び、適切な対応をしてあげましょう。
革製品をいくつも持っている方でも、手入れ方法や保管方法を知らない方は意外と多いです。
中には1度も手入れをしたことがないという方も・・・。
革製品を愛する私からしてみれば、それはとても残念なことです。
革製品をいつまでもキレイに使っていきたい。
そう考えているのならば、手入れをしてあげて、正しい方法で保管をしてあげましょう。
また革製品はどこかに傷ができてしまったり、色落ちをしても、修理(リペア)をすれば、キレイによみがえります。
なので手をかけてあげながら、長い時間を革製品と共に歩んでいってほしいと思っています。
LEATHER工房YANAIでも革製品の修理(リペア)を行っております。
革に関しては45年触れ合っているという実績がありますので、革製品の扱いはお任せください。
大切な方から頂いたプレゼントであったり、記念に自分へのご褒美で購入した思い出の品であったり、家族から受け継いだ大切なものであったり・・・。
革製品には人それぞれの想いが込められているものが多いです。
なので私たちもお客様の想いを大切にし、革製品をしっかりとよみがえらせて、お客様のお手元にお戻ししたいと思います。
革製品に関しては、ぜひLEATHER工房YANAIへお気軽にご相談くださいませ。